摘要


RMn_2_O_5_(R=希土類)は、反強磁性と強誘電性が共存するマルチフェロイック物質である。これらの物質では、共鳴軟X線散乱実験により酸素のスピン偏極が強誘電性に寄与している可能性が主張されている。しかしながら、酸素の局所磁場を直接観測した実験はまだ報告されていない。そこで本研究では、RMn_2_O_5_(R=Y,Eu)に対して${¥mu}$SR測定を行い、酸素の微視的な磁性について調べた。

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